正しい歯ブラシの使い方ができていますか?
小学校で歯磨きの授業がありましたね。その時に教わったことを今でもできていますでしょうか。大人になると、自己流にもなりやすく、正しい歯磨きを行えている人はごく一部に限られるのが現実です。また、毎日歯磨きをしていても虫歯になる方もいます。では、虫歯予防をするにはどのような歯磨きがいいのでしょうか。
今回は、正しい歯ブラシの使い方について解説します。
今使っている歯ブラシの毛先が広がっている方は要注意です!
歯ブラシは鉛筆と同じ握り方、人差し指と親指、中指で挟むようにして軽く持つことが効果的です。このほうが適度な力が入りやすく細かく動かしやすくなります。歯ブラシの柄を鷲掴みで持つ方が、実は多いのではないでしょうか。これでは力が入りすぎて歯や歯茎を傷つけてしまいます。その結果、歯茎が下がり冷たいものがしみる知覚過敏や歯茎が下にさがっていく歯肉退縮を引き起こす原因になる可能性があります。鉛筆で書いた文字を消しゴムで消すくらいの力加減で歯磨きをすると良いでしょう。
歯に対して垂直の角度では歯垢は十分に落とせません。そのため歯の表面は磨けているが歯茎の隙間に歯垢が残ることがよく起こります。これが歯周ポケットに入り込んでいき、やがて歯周
病を引き起こす原因になります。したがって、この境目に溜まる歯垢に毛先を当てることが、歯垢を落とすために何より大事です。歯と歯肉の境目のよごれを落とすのは斜め45度なのです。歯の表面はもちろんですが裏面も斜め45度を忘れずにしていきましょう!
「磨く時間」よりも「正しく磨けているか」を意識しましょう。歯みがきにいくら長く時間をかけても、同じところばかりを磨いたり、歯間清掃をおろそかにしたりすると磨き残した部分が虫歯や歯周病になってしまいます。極端に長い時間行う歯磨きは、歯や歯茎を傷つけたり、知覚過敏の症状を引き起こす場合があります。しっかり磨くことに慣れない時期は、磨く時間よりも正しく磨くことに意識を向けるように心がけてみましょう。食後なるべく早く歯磨きをしましょう。
奥歯は歯ブラシが届きにくく、疎かになってしまう方が多いです。
そんな方にはブラシの部分が小さい「コンパクトタイプ」や「超コンパクトタイプ」の歯ブラシがおすすめです。ヘッドが小さいだけでなく、口に入る部分の体積全体が小さいことが重要なので、ヘッドが薄い歯ブラシがおすすめです。ヘッドが薄いことにより、毛も含めた歯ブラシのヘッド全体の体積が小さくなり、奥歯の奥や頬側にも毛先が届きやすくなります。
気づいたらずっと同じ歯ブラシを使っていたなんてことはありませんか?歯ブラシの交換時期、目安は1ヶ月と言われています。毛先の開いた歯ブラシで磨くことによって、汚れが落としきれず、汚れが残ったままになってしまいます。磨いていてもなぜか虫歯や歯周病になってしまいます。歯を磨く度に歯ブラシの毛先にはたくさんの菌が付着してしまいます。古くなった歯ブラシには特に菌が溜まり汚れが落としにくくなってしまいます。歯ブラシを後ろから見たとき毛先がヘッド(歯ブラシの頭)からはみ出してみえる時は交換するようにしましょう。
これまで歯ブラシがきちんとできていなかったか
もしれないと心当たりのある方はまず歯ブラシを新しくすることを強くおすすめします。歯ブラシを口に入れたときの新しい感触が「もっと丁寧に、きちんと歯磨きをしなければ」と思い出させてくれます。そして、歯磨きをする際には、テレビを見たり、スマートフォンをいじったりしながらではなく、鏡の前で行うようにしてください。歯を磨くのではなく、鏡を見ながら1つ1つの歯を磨けたか確認していくことが効果的な歯磨きへの第一歩です。
歯のホワイトニングに関する理解を深め、自分に合った最適な方法を選択することで、健康的な美しい笑顔を長く維持することができるでしょう。美しい笑顔は、日々の生活においても大きなプラスとなります。正しい知識とケアで、あなたの笑顔をより輝かせましょう。
健康な歯を保つ秘訣は、正しい歯磨き方法にあります。日々のケアはもちろん、専門家である歯医者さんからのアドバイスも大切にしましょう。長期的に美しく健康な歯を維持するためには、正しい歯磨きを習慣化することが重要です。毎日のケアと専門家のサポートで、あなたの笑顔を守りましょう。
歯に関するお悩みでしたら
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