虫歯治療・根管治療｜広島市安佐南区の歯科医院
「歯が白いかどうか」で人に与える印象は大きく変わります。
近年、歯科医院にもエステ的な要素が求められるようになり、理想の白い歯を手に入れるために歯のホワイトニングをする方が増えています。また、マスクを外す機会が増えたことで、歯のホワイトニングを検討する方も多いことでしょう。
ホワイトニングとは、歯の黄ばみを分解して自然な白さにする治療です。歯を削ったり被せ物などで白くする方法とは異なり、薬剤で歯を漂白します。
歯を白くするホワイトニングには、
歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」、2つの方法を併用する「デュアルホワイトニング」があります。
この記事では、ホワイトニングに焦点を当て、変色の原因と予防法、ホワイトニングの種類、そして注意点について解説します。
歯の変色の原因は、 歯が生えてからの後天的原因（外因性）と歯が生える前の先天的原因（内因性） に分けられます。
外因性の着色は、私たちの日常生活に深く根ざした習慣や食文化に由来します。コーヒー、紅茶、赤ワインなど色素が豊富な飲食物の摂取、タバコの使用、カレーやベリー類など色素が強い食品の摂取、口内環境の乱れや不十分な口腔衛生が主な原因です。
内因性の着色には、加齢、遺伝的要因、特定の薬剤の使用、フッ化物の過剰摂取、歯の根管治療や外傷、特定の代謝疾患などが寄与します。
日々の口腔衛生の維持は、歯の変色を防ぐ上で最も重要です。定期的な歯磨きと歯科検診、着色の原因となる食品や飲料の摂取を控えることが有効な対策です。 着色しやすい飲食物を避けることや、こまめに歯磨きやうがいをすることで、飲食物や喫煙による着色を防げます。
ホワイトニングには、「漂白」と「ホワイトニング」という二つのアプローチがありますが、一般には両者を区別せずに用いられます。漂白は、過酸化物を用いた歯を自然な色以上に白くするプロセスです。ホワイトニングは、歯の表面の汚れを除去し、元の色に戻すことを目指します。
ホワイトニングには、クリニックで行うオフィスホワイトニング、プロフェッショナルによる持ち帰りキット、市販の製品があります。これらの方法は、使用される過酸化物の濃度と使用時間によって効果に差があります。
「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」についてご説明します。それぞれにメリットや適した用途があり、患者さんが自由にお選びいただけます。
歯科医院で行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニングは、専用の薬剤とライトを使って歯科医院で行うホワイトニングです。一度の施術で白さの実感が期待できます。歯の表面に薬剤を塗り、特殊な光を当てることで歯を白くします。1回で白くなったことを実感できる即効性があり、結婚式や就職活動などのイベントなどを直近に控えている方におすすめです。
効果持続期間は3〜6か月程度です。オフィスホワイトニングは、歯の表面のみを白くしているので色戻りしやすいとされています。
即効性は高いですが、ホームホワイトニングと比較すると持続性はありません。持続させるためには定期的なメンテナンスや再施術で、白さをキープすることが重要です。
ご自宅で患者さんご自身で行っていただくホワイトニングです。歯科医院で作製した患者さん専用のマウストレーに薬剤を注入し、装着していただくことで歯を白くしていきます。お好きな時間にご自分で行っていただけるのが特徴です。効果を実感するには2週間ほどかかりますが、効果が長続きするというメリットがあります。
効果持続期間は、6か月〜1年程度です。オフィスホワイトニングと比較すると、白さが長持ちします。内側の象牙質の黄ばみから徐々に白くするためです。
効果が出るまでに時間はかかりますが、効果を長期間維持することができます。
装着している間は飲食や喫煙はお控えください。
処置中にしみたり、歯が痛んだりすることがあります。一度中断し、数日様子を見てから再開してください。
それでも痛みが強い場合はご相談ください。
デュアルホワイトニングでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を併用して行います。すぐに効果が実感できる、効果が長続きするという両方のメリットが得られます。
オフィスホワイトニングの即効性とホームホワイトニングの持続性を得られるため、短期間で歯を白くできます。
両方の費用がかかり、歯科医院と自宅の両方でホワイトニングを行う必要があるため手間がかかりますが、「効果が少しでも長く続いて欲しいけど、早く白くしたい」という方に適しています。
ホワイトニングは基本的に安全ですが、知覚過敏や歯茎の炎症などの副作用が生じることがあります。これらは一時的なものであり、適切なケアによって軽減されます。またホワイトニングの効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスやタッチアップが必要になります。
ホワイトニングを行う前に、歯科医師による正確な診断が重要です。歯や歯茎の状態、変色の原因によっては、ホワイトニングが適切でない場合もあります。既存の歯科治療物にはホワイトニングが適用できないため、事前のカウンセリングが不可欠です。
ホワイトニングから24時間は、着色しやすい状態です。色の濃い飲食物の摂取や喫煙は極力お控えください。一時的にしみたり、歯が痛んだりすることがあります。痛みや腫れが長引く場合はご相談ください。
ホワイトニングは治療後のケアも重要です。
治療後は一時的に歯が敏感になることがあるため、冷たい飲食物の摂取を控えるなど、指示に従うことが重要です。また、歯の変色の原因となる食品や飲料の摂取を控えることで、ホワイトニングの効果を長持ちさせることができます。
ホワイトニングによる美しい白い歯を維持するためには、定期的な歯科検診とクリーニング、適切な日々の口腔ケアが不可欠です。歯磨き粉やマウスウォッシュなど、ホワイトニング効果のある製品を選択することも、色戻りを防ぐ一つの方法です。
ホワイトニングはあくまで美容的な処置であり、歯の健康を保つことが最優先です。美しい白い歯を手に入れることは、多くの人に自信を与えますが、過度の期待はせず、専門家のアドバイスに従い、健康的な方法で行うことが大切です。
歯のホワイトニングに関する理解を深め、自分に合った最適な方法を選択することで、健康的な美しい笑顔を長く維持することができるでしょう。美しい笑顔は、日々の生活においても大きなプラスとなります。正しい知識とケアで、あなたの笑顔をより輝かせましょう。
ホワイトニングなら こころ歯科クリニックにご相談ください。