院内技工所・セレックシステムについて
院内技工について
安佐南区の歯医者「こころ歯科クリニック」では、院内に歯科技工所を併設しています。院内に併設することで患者さんと歯科技工士がコミュニケーションを取れるため、より患者さんのお口にぴったり合う被せ物や入れ歯を作製可能です。当院の院内技工所についてご紹介します。
院内技工の必要性について
一般の歯科医院では、外部の歯科技工所に製作を依頼していますが、製作する技工士は患者様の歯の色や形、咬み合わせなどお口の情報は歯科医院を通して二次的に伝わることになります。その為、製作した技工物に微妙な差異が生じることがあります。
当院では精度の高い精密な歯科技工物を追及するために院内に技工所を設け、県内でもトップクラスの歯科技工士を2名抱え、全ての製作工程を院内で行っています。歯科医師の立会いのも とで歯科技工士が患者様のお口を確認でき、またご要望なども直接聞くことが出来ますので、一人ひとりに合った歯科技工物をご提供することが可能です。
広島県内でもトップクラスのベテラン技工士が
患者様の詰め物やかぶせ物を製作します
- 技工士 織田 睦祐
- 当院の制作物は35年以上のキャリアを持つ経験豊富なベテラン技工士が制作しています。
一人ひとりに合わせた細かな色味や形の調整など全て手作業で行っています。
こころ歯科クリニックの院内技工
当院は院内技工所を併設し、そこには35年以上のベテラン歯科技工士が在籍しています。仮歯、差し歯の即日修理はもちろんのこと、入れ歯の修理や擦り減った人工歯の交換なども短期間で対応可能です。また、ハイレベルな審美性や専門技術が求められる場合は、日本でも有数の歯科技工所に依頼し、患者さんに最適な歯科技工物を提供しています。
歯科技工士の仕事について
歯科技工士とは、歯科医師の指示に従って、歯の詰め物や被せ物、入れ歯、矯正装置などの作製や修理・調整を行うエキスパートです。非常に高度な精密技工技術と審美感覚を持ち、見た目や機能といった患者さんのご要望を形にすることが仕事です。
失った歯を補う詰め物や被せ物、入れ歯などは、単に咬む機能を取り戻すためのものではありません。失った歯をそのままにしておくと歯並びや咬み合わせが乱れ、全身のバランスを崩す可能性があります。そのようなリスクを回避するためにも、適切な詰め物や被せ物、入れ歯を使用することが重要であり、それを作製する歯科技工士には高い技術力が求められるのです。
当院に在籍する歯科技工士は、日々進化する歯科医療技術の研鑽を積み、患者さんのあらゆるご要望にお応えできる高い技術力を有しています。
良質な修復物を製作するために
良質な修復物を短納期で製作するためにセラミックを焼き上げる機械を2台導入しています。主に技工所などで使用される機材で、歯科医院で導入されているところはあまりありません。
患者さんへのメリット
- 患者さんのニーズに応えられる
- 精度の高い歯科技工物を作製するためには「患者さんの声を直接お伺いする」 ことがとても大切です。理想の見た目や咬み心地、機能といった患者さんのご要望を歯科技工士が直接伺えるからこそ、患者さんのご要望をそのまま歯科技工物に反映できるのです。
- 短期間での作製が可能
- 外部の歯科技工所に依頼する場合、発注や集配などの手間がかかり、その分作製期間も長くなります。院内技工所の場合、短期間での作製が可能。より早く患者さんのお口に歯科技工物を装着させることができます。場合によっては通院回数、通院期間の短縮につながります。
- 比較的安価でご提供できる
- 一般の歯科医院では、外部に詰め物や被せ物を発注しますが、製作にかかる時間を抑えることが出来るので、一般的な相場より低価格でご提供することが可能です。
流れについて
以下は歯科技工物の作製の流れになります。技工物によって異なる場合がありますが、参考までにご確認ください。
STEP1:型取り
患者さんのお口から歯型を採り、そこに石膏を流し込んで模型を造ります。その模型に丁寧にロウを盛り付け、精密な金型を造ります。
STEP2:作製・調整
金型をより精密に成形し、理想的な形に調整します。
STEP3:完成
金型へ金属などの素材を流し込み、歯科技工物を造ります。歯科技工士の手で丁寧に研磨・調整して完成です。
精度の高い歯科技工物を制作できるセレックシステムを導入しています
セレックシステムとは、CAD/CAMシステムを利用して、高度かつ最先端のセラミック製技工物の設計・作製を行うことができる機器システムです。高品質のセラミック製技工物を、短時間で作製できます。先端医療技術を駆使して、より患者さんのお口に合った詰め物や被せ物の作製を実現できます。
短時間で高品質のセラミック製技工物を
歯科医療で扱う詰め物や被せ物、入れ歯といった歯科技工物には、非常に高度な精密技工技術が求められます。寸分でも狂えば患者さんの咬み心地に影響し、咬み合わせ不良の原因ともなります。
安佐南区の歯医者「こころ歯科クリニック」ではセレックシステムを導入し、高精度のセラミック製技工物の作製を行っています。セレックシステムにより、短時間で高品質のセラミック製技工物を作製できます。
セレックシステムとは
セレックシステムとは、歯科技工物をコンピュータ制御で設計・作製するCAD/CAMシステムです。患部を3D光学カメラで撮影し、その撮影データを元にコンピュータで設計からセラミックブロックの削り出しまでを行います。従来必要だった歯型採取が必要なく、すべて院内で完結するため、短期間での作製を実現。設計段階からすべてコンピュータで作業するため、精密な歯科技工物に仕上がります。
セレックシステムの特徴
特徴1 短時間で作製可能
従来は型取りから作製完了まで10日ほど要しますが、セレックシステムを使用すれば最短1時間で作製可能。治療時間が大幅に短くなります。
特徴2 高耐久を実現
素材には高品質なセラミックブロックを使用するため、耐久性に優れています。15年後の残存率は従来のセラミック治療では約68%なのに対して、セレックシステムを活用した場合約93%と、高い耐久性を持ちます。
特徴3 比較的安価
通常歯科技工物は歯科技工所に作製を依頼するため、コストが高くつきます。セレックシステムは、院内で作製できるため、歯科技工所への依頼にかかるコストを削減できます。
特徴4 美しい仕上がり
高品質のセラミックを使用するため、見た目も自然で美しく仕上がります。もちろん金属アレルギーも起こりません。
セレック治療の流れ
歯を削るなどの治療後に最先端の3D光学カメラを使用し、患部をスキャン(撮影)します。型取りが不要なので、不快感がありません。
スキャンしたデータを元に、コンピュータ上で歯の形態や咬み合わせ、歯の間の圧や清掃性などあらゆる要素を加味して調整を行い、オーダーメイドで設計します。また、患者さんの天然歯の色に合わせてセラミックブロックを選定します。
セラミックブロックをミリングマシンと呼ばれる機械(CAM)にかけ、コンピュータデータを元に削り出していきます。出来上がった物を焼成することで、きれいな仕上がりになります。
出来上がった歯科技工物は、先進的な接着技術を用いて、口腔内にセットします。これで治療完了です。
セレックシステムの治療とほかの治療の違い
セレックシステムを使った治療 | 一般的な治療 | |
---|---|---|
時間 | 基本的に1回の通院ですみます。最短1時間で完成します。 | 治療・型取りとセット、最低2回の通院が必要になります。その分、治療時間もかかります。 |
寿命 | 高い耐久性を持ちます。 | 従来のセラミック製技工物は、15年後の残存率が約68%。約3分の1にトラブルが発生しています。 |
費用 | 院内で完結するため、人件費がかかりません。 | 歯科技工所に依頼して作製するため、人件費がかかります。 |
耐久性 | セラミックブロックを使用して制作するため、強度が均一で割れにくい。 | セラミックを一度溶かして成型するため、気泡が入ってしまい強度が均一でないのでセラミックブロックと比べ割れやすい。 |
セレック治療で虫歯を防ぐことが出来ます
虫歯治療の際に一般的に銀歯を入れますが、銀歯は細菌やプラークなどを引き寄せる性質を持っています。そのため、銀歯の周りにはプラークが付着しやすく虫歯になってしまうケースがあります。また、銀歯は歯と接着しているように見えますが、目には見えない隙間があり虫歯のリスクが高くなります。
一方、セレックは銀歯などの金属と比べ細菌を寄せ付けにくく、歯との接着性にも優れているため、虫歯菌の侵入の可能性が低く、虫歯のリスクを軽減できます。
また、勤続されるぎーの心配もないため、世界の歯科治療ではセラミックが主流になっています。
症例紹介
セレック
セレック
セレック
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