インプラント・入れ歯治療
インプラントについて
歯を補う治療として、近年注目されているのが「インプラント」です。歯を失った顎の骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、そこにアバットメント(連結部品)を取り付け、人工歯を被せて、咬む機能や見た目を補います。入れ歯やブリッジといった従来の治療と比べて、周囲の健康な歯を傷付けることがなく、優れた審美性と機能性を得られます。
当院では、最先端の医療機器を導入し、安全・安心のインプラント治療をご提供しています。歯を失ってお困りの方は当院までご相談ください。
当院では患者様のお口の状態に合わせてインプラントを選択しています
カムログ バイオテクノロジー
ドイツの「カムログバイオテクノロジー社」。チタンベースのインプラントで、セレックシステムとも相性の良いインプラントです。
ジンマー・バイオメット・デンタル
インプラントメーカーのパイオニア的存在である「Zimmer社」。「Zimmer社」のインプラントは、世界中で多数の実績を持っており、その安全性が認められています。
安心・安全のインプラント治療のために
当院では、精密な診断・確実なインプラント手術を行うために、最先端の医療機器である歯科用コーンビームCTやシンプラントを導入しています。
歯科用コーンビームCT
歯科用コーンビームCTは、歯や顎の状態などを3次元の立体画像で取得することができます。業界クラス最少レベルの被曝線量を誇り、高い安全性を持ちます。
- 詳細なデータが
得られる - 歯や顎の状態などを3次元で正確に把握・確認でき、診断の精度を高めることができます。
- 精度の高い治療計画が
立てられる - CTで得られた3D画像を、専用のシミュレーションソフトで読み込むことで、手術時のイメージを作ることができ、精度の高い治療計画を立案できます。
- 体への負担が
少ない - 数あるCTの中でも被曝量が少なく、短時間での撮影が可能。患者さんの身体的負担が最小限で済みます。
当院では被ばく線量が少ない歯科用CTを使用しています
当院では被ばく線量の少ない歯科用CTを導入しています。下記のデータを見ていただければ分かるように、医科用CTの12分の1の被ばく線量です。より正確で安全に撮影を行うことができます。
フルマウス デンタル撮影 |
2Dパノラマ デジタル |
2Dパノラマ フィルム |
3D eXam ※当院のCT |
Medical CT ※医科用CT |
150μ Sv | 4.7~ 14.9μ Sv |
26μ Sv | 69μ Sv | 885.7μ Sv |
シンプラント
CTの画像をもとに、インプラント治療のシミュレーションを行うソフト。正確な診断によって、より安全なインプラントの埋め込み手術を実現します。
ピエゾサージェリー
インプラントを埋め込む際に、神経や血管を傷付けないために使用する器具。3次元超音波振動を利用して、顎の骨を切削する深さや長さを正確にコントロールし、インプラント治療を安全に行います。
複数の歯を失った場合のインプラント治療
インプラント治療は患者さんの状態に応じて、さまざまな治療方法を選択することができます。複数本、あるいは片顎すべての歯を失った場合には、インプラントオーバーデンチャーがおすすめです。
インプラントオーバーデンチャー
片顎すべての歯を失った場合、1本1本インプラントを埋め込むのは身体的・経済的に大きな負担となります。インプラントオーバーデンチャーは、数か所インプラントを埋め込み、そのインプラントで入れ歯を固定する治療です。入れ歯のズレや違和感がなくなる、しっかり咬める、咬む刺激が顎の骨に伝わり、歯ぐきが痩せにくくなるといったメリットがあります。
顎の骨が足りない場合のインプラント治療
インプラント治療には、インプラントの埋入に耐えうる十分な骨量が必要になります。骨量が少ない場合には以下の方法をとることで、インプラント治療が可能になることがあります。
サイナスリフト
上顎洞(鼻の奥につながる空洞)の横の部分にある歯ぐきをめくり上げ、上顎洞を押し上げてできた空間に骨補てん剤を注入し、骨の造成を待ちます。
ソケットリフト
上顎の骨の奥にある空洞「上顎洞(じょうがくどう)」の底部を押し上げ、そこにできた空間に骨補填材を注入する方法です。インプラント埋入ができるだけの骨の厚みを確保できたら、インプラント治療を行います。骨の厚みが4~10mmの場合に適応されます。
GBR
顎の骨が足りない箇所に「メンブレン」という医療用の特殊な膜を設置し、骨の再生を待ちます。上顎下顎にかかわらず、顎の骨が足りないときに行われる治療法です。
フラップレス
通常の治療と違い、歯ぐきの切開が不要なインプラント治療です。歯ぐきに小さな穴を空けてインプラントを埋め込みます。切開・縫合という手間が不要なため、治療時間を短縮できるほか、治療後の腫れや痛みも少なくてすむのがメリットです。
抜歯即時インプラント
通常のインプラント治療では、抜歯してからインプラントを埋め込むまで(傷口が癒えるまで)の間、何ヶ月かの期間をおく必要がありました。しかしこの方法では、抜歯すると同時にインプラントを埋め込むことができ、治療期間を大幅に短縮できます。
ショートインプラント
通常のものより短い、8mm以下のインプラントを使った治療です。通常のインプラントを埋め込むには顎の骨の厚みが足りないという場合にも使用できます。
ALL-ON-4(オールオンフォー)
すべての歯を失った場合に行う治療です。片顎につき4本ずつのインプラントを埋め込み、それによって入れ歯を固定させます。顎の骨が少ない場合にも対応できることや、何本ものインプラントを埋め込むよりも治療費用を抑えられることがメリットです。
症例紹介
前歯の抜歯即時埋入
上の前歯の抜歯即時埋入
上の前歯の抜歯即時埋入
右上の前歯インプラント
右上の前歯インプラント2
右上の犬歯インプラント
右上の前歯インプラント3
右下の奥歯インプラント
左下の奥歯インプラントと右上の奥歯インプラント
左上奥のインプラント
右上奥のインプラント
左上の抜歯即時インプラント
右下の抜歯即時インプラント
右下奥のインプラント
左下奥のインプラント
右上奥のインプラント
左下奥のインプラント
無歯顎のインプラント1
無歯顎のインプラント2
無歯顎のインプラント3
無歯顎のインプラント4
入れ歯治療について
歯を補う治療として、もっとも一般的な方法は「入れ歯治療」です。入れ歯は正確な型取りや微調整をしっかりと行えば、お口にぴったり合わせることができ、快適な咬み心地が手に入ります。
安佐南区の歯医者「こころ歯科クリニック」では、入れ歯の作製はもちろん入れ歯の修理・調整にも対応しています。当院併設の歯科技工所にはベテランの歯科技工士が在籍しており、ハイレベルな審美感覚と専門技術を駆使して患者さんに最適な入れ歯を提供しています。入れ歯が合わなくてお悩みの方、歯を失ってお困りの方は当院までご相談ください。
保険診療と自費診療の違いについて
入れ歯には、保険診療の入れ歯と自費診療の入れ歯があり、それぞれ得られる機能性や見た目、費用が異なります。以下の特徴を踏まえ、患者さんに自由に選択していただけます。
保険診療の入れ歯 | 自費診療の入れ歯 | |
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素材 | 歯科用プラスチックのレジン床に限定される | さまざまな素材から選択できる |
使用感 |
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美しさ | 見た目がやや不自然であるため、入れ歯だと周囲にばれる可能性がある | 自然な見た目で、周囲に気付かれにくい |
修理・調整 | 簡単にできる | 種類によって難しい場合がある |
費用 | 一部負担 | 全額自己負担 |
取り扱い入れ歯メニュー
当院が取り扱っている入れ歯は以下になります。保険診療、自費診療問わず、患者さんのお口にぴったり合った入れ歯をご提案します。
レジン床入れ歯(保険診療)
床部分に歯科用プラスチックを使った入れ歯です。比較的安価に作ることができ、修正や調整が簡単にできます。使用直後に違和感や痛みが出る場合があります。
メリット |
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デメリット |
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マグネットデンチャー(自費診療)
歯根に金属を、入れ歯に磁石を埋め込み磁力で吸着させる入れ歯です。外れにくくしっかり咬むことができ、異物感がありません。簡単に着脱が可能です。
メリット |
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デメリット |
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コーヌスクローネデンチャー(自費診療)
茶筒の原理を利用して固定する入れ歯です。バネがないので見た目が自然で、装着感にも優れています。
メリット |
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デメリット |
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金属床義歯(自費診療)
顎に当たる床の部分が金属でできている入れ歯です。金属アレルギーの心配はありますが、薄く作ることができるため、食べ物の温度を感じやすく食事を楽しめます。
メリット |
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デメリット |
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